でもね、どんなに忙しくても、これだけは変えない。気に入ったり、ピンとくるものがあれば、どこへでも出掛けて行く。

藤巻のたのしく商売する法則藤巻幸夫さんの「藤巻のたのしく商売する法則」
を読んでからというもの、
「行きたいな」と思った場所へは、直接、出向く。

ということを、できる限り行うようになった。

でも、ただ行きたい場所へ行くだけでは、
自分に返ってくる効果は、
それほど期待できない。

やはり、行きたい場所へ行ったならば、
それについて、自分なりの意見というものを、
まとめておかなければならないと思う。

なぜこの○○は、人気があるのだろう?

行きたい場所にたどり着いたら、
自分自身に向けて、こう質問する。

『なぜこの○○は、人気があるのだろう?』

人気のスポットにしても、レストランにしても、
何か理由があって、人が集まってきているはず。

その成功要因を自分の頭で考えておくと、
ひとつ、大きなメリットがある。

それは、
人に話す時に、自分の考えが端的にまとまっており、
要点をうまく話せると、
簡単に相手に「できる人」だと思わせることができること。

人気のスポットやレストランなら、
当然、会話のネタとしてあがる機会も出てくるはず。

そんな時、

自分:「私、クリスピー・クリーム・ドーナツにに行ったことありますよ!」
相手:「あそこ何で人気あるんだろうね?」
自分:「そうですよね。ものすごい行列でしたよ。」
相手:「そうですか」
<おわり>

ここで「具体的にどんな感じだった?」と聞いてくれるのは、
友達くらいのものですね。

しかし、一方で、その場所に自分が行った時に、
考えがまとめてあると、

自分:「私、クリスピー・クリーム・ドーナツにに行ったことありますよ!」
相手:「あそこ何で人気あるんだろうね?」
自分:「1時間待ちの大行列だったのですが、
行列に並んでいると、全員にドーナツが配られるんですよ。
口コミというか話題性作りがうまいと思いました。」
相手:「そうだね。新宿のサザンテラス店の行列を電車から見せたり、
するのは、うまいと思ったよね。
夕方の情報番組で何度も取り上げられたのは、
そういった、戦略がうまくいったのかもね。」
<続く>

後者の会話は、ぼくの実際の体験談。
何気ない会話だったけど、うまい会話の相乗効果は、
知識を数倍にすることを実感した良い例だったように思える。

この「なぜこの○○は、人気があるのだろう?」
というような思考パターンは、完璧に大前研一イズムが入っている。
ぼくは、大前研一さんを尊敬してます。

ユーザー体験の蓄積

興味が湧いた場所に行き、
その成功要因を考えることには、
もう一つ大きなメリットがあるように思う。

それは、「ユーザー体験の蓄積」

例えば、MixiなどのSNSは、
インターネットでのユーザー体験が豊富な人でないと、
作ることもできなければ、改良することもできないだろう。

実際に、自分が「ものづくりの当事者」になる時のために、
ユーザー体験の蓄積は、非常に大切なことだと思う。

明日から、「Mixi」の開発責任者になりました。
Webサービス全般で、ユーザー体験の蓄積が豊富な人ならば、
普段、感じていることの中から、
すぐに、改善案を何個か出すことができるだろうけど、
門外漢ならば、多くの人がどうしたら良いかわからない状態になると思う。

この「ユーザー体験の蓄積」が、
準備していた者とそうでない者とを分ける大きな差のひとつだと思う。

準備していた者は、まさか「ぼく準備してました」
なんて言わないから、
結果的に、才能があると認められる。
実際は、能力の差なんて、たいしてあるわけがない。

まさか、いきなりドーナツ屋さんの店長になることはないかもしれないけど、
何かの広報担当になって、
集客、口コミ、プロモーションを行うという
重大な役割を担うことはあるかもしれない。

そう考えると、無駄なことなんか一つもないように思えてくる。

行きたい場所に行くときの心得のまとめ

  • 「なぜこの○○は、人気があるのだろう?」と質問する
  • 普段から、ユーザー体験を蓄積しておく

※ちなみに、現地で考える時は、
自分の頭や心の中で考えるのが良いかも。

妻や恋人、ビジネスに興味のない友人に話しても、
ウンチク語っているだけと、思われるからね。

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